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サッカースタジアムのセキュリティ

MANCHESTER UNITED 01マンチェスターユナイテッドFCは、オールド・トラッフォード・スタジアムからファンの入退室を管理するために、Net 2システムを利用しています。一般的な導入とは少し異なりますが、マンチェスターユナイテッドの特定のニーズに合わせ、ソフトウェアを適応させました。その結果、運用しやすく、効率的で柔軟に観衆の流れがコントロールできるシステムを実現することができました。

ご存知の通り、マンチェスターユナイテッドFCは世界約330万人に応援されており、イギリスを越え世界中で人気を誇ります。UKのプレミアリーグの中でも最も古いスタジアムであるオールド・トラッフォードは、ある意味ではファンにとって一つの象徴でもあります。

そのオールド・トラッフォード。76,000人の収容人数を誇り、試合がある日は大勢のサポーターが詰め掛け、その流れとセキュリティの管理はとても重要な課題です。

試合の日にはサポーターの入場を回転式の改札口で、また、退場の際は客席の後ろにある出口専用のゲートでそれぞれ管理しています。それらのゲートはサポーターが安全に退場が出来るように、試合終了時間になると、全てのゲートを開放します。

「以前のシステムでは、このような混雑した状態でも1ゲートずつしか開ける事ができなかった。」とマンチェスターユナイテッドの電気サービスマネジャー マーク・ガイビス氏は語ります。「2007年の改築時、我々は状況に応じて全てのゲートでも、1ゲートでも開けることができる、より柔軟なシステムを求めていた。」とガイビス氏は当時を振り返ります。

そこで、2004年以来マンチェスターユナイテッドと提携しているGarndeneCommunications Ltd社に新たな入退室管理システムの依頼が来ました。

Garndene Communications Ltd社では、このプロジェクトに対し、Paxton Access社の入退室管理システムNet2を提案しました。従来のNet2とは異なった用途であったものの、Net2の信頼と柔軟性に自信を持ち、マンチェスターユナイテッドFCに提案をしました。

"Garndene社のサポートのお陰で、既存のシステムを今まで使うことができましたが、メンテナンスが困難になり、改善をしたかったため、新しいシステムを依頼しまた。"

"Although Garndene was very helpful in keeping our old system up and running it was becoming increasingly difficult to maintain and we were keento make improvements."

MANCHESTER UNITED STADIUMマンチェスターユナイテッドでは、当初Net2を増設した客席とゲートに導入し、既存のシステムと平行し運用をました。ガイブス氏は、「Garndene社のサポートのお陰で、既存のシステムを今まで使うことができましたが、メンテナンスが困難になり、改善をしたかったため、新しいシステムを依頼しました。」と語ります。

その後マンチェスターユナイテッドの施設マネジャーである イアン・
コリンズ氏がNet2に気に入り、Garndene社に全てのゲートをNet2にした場合の見積もり依頼し、全ゲートにNet2を導入するプロジェクトが開始されました。

現在、合計82ゲートをNet2で管理しています。各Net2コントローラはネットワークデバイスを使い、既存の専用光ファイバーネットワークで結んでおり、Net2を導入するにあたって一切ケーブルを引く必要はありませんでした。

全てのゲート管理を行っているコントロール室にパソコンを設置しNet2ソフトウェアのインストールが終わった時点で、ガイブス氏は更にNet2を気に入りました。

それは、システム全体が優れた機能を持っているにもかかわらず、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)はとても使いやすいよう設計されている点、さらに、パソコンの画面にスタジアムの地図が表示され、地図に全ゲートの位置とやステータスが表示されている点です。各ゲートにはドア開閉センサーが付けており、ゲートが開いているか閉まっているか、施錠しているか開錠しているかがすぐ分かるようになっています。

これにより、ドアが開くと、アラームイベントが地図上で表示され、イベントの原因がすぐ調べられます。

MANCHESTER UNITED 02さらに、ガイブス氏は、グループ毎にアイコンでゲートを管理したかったため、複数のゲートをグループにし、クループ毎でアイコンを作成し、地図上で表示をするようにカスタマイズの要望をしました。

Garndene社のアドリアン・ブラウン氏は、「既にNet2システムを深く理解していたし、Paxtonとの協力的な関係があったため、Paxton社とお互いにマンチェスターユナイテッドのニーズに応えられるシステムがきっと作れると信じていた」と語ります。

そこで、Garndene社はPaxton Access社にマンチェスターユナイテッドのこのニーズについて提案しました。Paxton Access社でもその要望に同意し、その結果、両社が条件の同意を得た上で、カスタマイズをおこないました。

“すぐ運用できるシステムが必要だった”

“It was essential to hit the ground running”

カスタマイズ完成後、Garndene社はそのソフトウェアをスタジアムのコントロール室のパソコンに適用しました。試合の前日に、Garndene社がシステムのテストを行いました。「このような新しいプロセスを間際でテストすると非常に緊張するので、無事に運用できるシステムが必要であった。これまでのGarndene社のサービスと柔軟性に感激し、さらに、Garndene社とPaxtonAccess社のおかげでこのような最高のシステムを導入することができ、我々オペレーターにとって柔軟で使いやすいシステムが実現できた。」とガイブス氏は笑顔で語ります。

「GUIがとても使いやすく、我々マンチェスターユナイテッドはNet2に大満足しています。」とガイブス氏が説明します。「毎日同じオペレーターが使うとは限らず、使いやすさは最も重要なポイントです。非常時に、どのオペレーターでも慌てることなく、全ゲートを速く、効率的に開け、サポーターを安全に避難できるシステムである自信をNet2に対して持っています。」

GUIを見て、全てのドアの状態が一目瞭然のように設計されています。グループでゲートが開錠したり施錠したりできることと、色やアイコンの違いでゲートのステータスが分かることによって、スタジアムを効率的に誘導することができます。全観客が退場した瞬間に全扉を施錠することもできます。必要な場所ではグループに入っているゲートを1ゲート毎で開錠したり施錠したりする事ももちろんできます。搬入業者などのためのアクセスも簡単にソフトウェアで管理できます。

Garndene社のアドリアン・ブラウン氏もPaxton Access社との協力関係に大満足しています。「今回のプロジェクトのようなニーズに応えられるシステムは他社にも幾つかあるとは知っていますが、完璧にニーズに合わせるように柔軟に対応できるのはPaxton Accessのみです。しかも、PaxtonのNet2システムは、投資効果も一番いいし、拡張性にも優れており、これからの増設を条件にすると、Paxtonを提供するしかありません。」

“ソフトウェアはシステムの核になります。Paxtonのソフトウェアは柔軟で、簡単に我々のニーズに合わせたシステムが実現できました”

“The software is key to the whole system and the great thing is that it’s not static. We are able to manipulate and alter it tosuit.”

「Garndene社とPaxton Access社が提供した、我々の要望を完璧に満たしたソフトウェアが決定的でした。ソフトウェアはシステムの核になります。Paxtonのソフトウェアは柔軟で、簡単に我々のニーズに合わせたシステムが実現できました。設定も簡単ですので、これからのシステム増設なども簡単にできます。」とガイブス氏は最後に語りました。

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